防災巡回ページについて
かわべ防災の会では、防災点検専門部会メンバーを中心に町内の各地域の
「防災上の危険」をメインに定期的な巡回を行っています。
この巡回には、各区の役員や地域の方も参加し、危険情報の共有と地域で対応
が可能な場所(箇所)については安全対策や注意喚起表示等を行っています。
なお、町や県などによる対策が必要なものについては、川辺町に報告を
行い改善対策を要望しています。
※下記巡回記録は令和4年度実施のものです。令和5年度の改称「ぼうさい散歩」は
随時掲載していきます。
神坂地区防災巡回(10月)
10月2日(日)、神坂地区の防災巡回が行われ、区長を含め防災会点検部会メンバーが参加しました。点検の結果大規模な災害が発生する可能性は低いものの、一部に対策が必要な状況がみられました。これらについては、11月に部会メンバーによるリスクアセスメント会議が開かれ、
町に対して改善提案を行うこととなりました。
2018年には台風による倒木により山間の家が停電しました。今回の巡回でも枝が電線と干渉しており災害等で倒木が発生した場合は停電になる可能性があります。
ゴミ収集ステーションは町道から一段高い位置にあり、屋根や土壁の傷み具合が進んでおり地震・大雨・台風災害に対し危険です。
下麻生地区防災巡回(7月)
7月3日(日)、下麻生地区の防災巡回が行われ、雨の降る中を地区役員など多くの方が参加しました。下麻生地区は今から54年ほど前の1968年(昭和43年)8月17日の豪雨により大きな被害を受けた地域であり、その上流では「飛騨川バス転落事故」が発生し約100人の高校生などが亡くなりました。こうしたこともあり、下麻生地区の皆さんの自然災害に対する意識は非常に高く、今回も多くの指摘がありました。指摘されたものには、関係機関による迅速な調査と対策が望まれるものが多くあり、早急に町への報告を行う予定です。なお、この巡回のもようはケーブルテレビCCNetにおいて7月29日(の「キャッチかわべ!」と翌週の「ウイクリーかわべ」で放映の予定です。(8月14日放映予定から変更)
※斜面崩落の写真説明が誤っていましたので、修正します。
対岸の吉田地区の斜面が大規模に崩落しています。今後、大雨や地震によりさらに大きな崩落が懸念されます。(下麻生巡回で発見したものです。)
道路左右の石積みの補強がなく(コンクリート固めなど)、地震や大雨などによる崩落の危険があります。
電信柱に大きな木が架かっています。台風などの強風や降雪の重み等で架線切断や場合によっては電柱の損壊の危険があります。
この雑草の中には太陽光発電施設があります。高圧電力施設に雑草は禁物です。高温や大気乾燥下では火災の危険があります。
下麻生の早川会員がグーグルフォトで地域をアニメ化しました。(アニメは当HPでは見ることができませんが、下麻生地区と飛騨川の関係がわかります。)
比久見(下)地区防災巡回(6月)
6月5日(日)、5月度の比久見(上)に続き6月度巡回として比久見(上)地区の防災巡回が行われました。今回は「比久見地区自主防災会」、地区の民生児童委員、地区役員など約20人が参加しての巡回となりました。「この巡回のもようはケーブルテレビCCNetにおいて、7月14日の「キャッチかわべ!」と翌週の「ウイクリーかわべ」で放映の予定です。
防災看板等の確認
をしました。
右の写真は特に対策が必要と思われるものです。
消火栓表示ポールがゆるんだ地盤で傾き、同様に消火栓ホース収納庫が消火栓表示ポールにもたれかかっています。すぐ横には小川(用水路)があり、大雨により更に地盤が弱くなり倒壊等の恐れがあります。
通学路でもある橋の下を流れる用水路。下流方向(東側~飛騨川)は過去に災害発生のためフェンス囲いがされていますが、西側(山側)はフェンスもなく、雑草が生い茂り防災上や子供の安全上きわめて危険です。
ゴミ排出場所の真上にある建物の屋根部分が老朽化により瓦落下等の危険があります。この建物は福祉バスの停車場にもなっており、ゴミ排出者や福祉バス利用者の安全上で問題があります。なお、停車場横には倒れやすい石碑が数点あります。
前回の巡回で指摘済の外れかかっていたカーブミラーがついに落下していました。対策がされておらずカーブミラーの機能をはたしていません。この付近には工場が新設されており、交通増加も考えられますので、交通安全上の問題となります。
比久見(上)地区防災巡回(5月)
5月1日(日)に比久見(上)地区の防災巡回が行われました。今月は川辺町の民生児童委員協議会による一斉の「通学路等点検」が実施予定のため、今回は地区の民生児童委員も参加しての巡回となりました。「かわべ防災の会」も子供たちの安全確保に十分に視点を置き巡回を実施していますが、今回は民生児童委員の目でも確認していただくことにしました。この巡回のもようはケーブルテレビCCNetにおいて、5月31日の「キャッチかわべ!」と翌週の「ウイクリーかわべ」で放映の予定です。なお、5月中に各地区の民生児童委員と主任児童委員が通学路等の安全点検を行いますので各地区の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
歩道の傾いたフェンス
路面にはひび割れも。
通学路のあらゆる場所にあるブロック塀
大地震による倒壊・上部落下等に注意が必要
ハード対策が望ましいが、生徒への指導が欠かせません。
この石灯籠は最上部は固定されておらず簡単に落下します。地震による倒壊以前に子供のよじ登り等での落下の危険があります。
自動販売機が地表のブロックの上にあり、地震による転倒防止対策としては不十分です。
自動販売機は満タン時には700kg以上にもなる場合があります。
こども園近くにある石碑かなり不安定な状況が見られ、最悪の場合は転倒が考えられます。(常に最悪を想定するのが「防災」!)
下川辺地区防災巡回(4月)
4月3日(日)下川辺地区の防災巡回が行われました。下川辺地区は西側に雄鶏川が流れ、過去にはこの流域でいくつかの災害が発生しています。(ハザードマップ参照)今回の巡回ではこの地域を中心に点検を行い、国道東側の地域については通学路を中心に地震災害等の可能性についても点検を行いました。特に改善あるいは注意が必要な場所を写真で示しました。 ★下川辺地区ハザードマップはこちら
西小学校児童の集合場所に指定されている広場には、大きな地震で転倒する可能性の高い石灯籠があります。この場所には近寄れないような囲いと「注意書き」が必要と思われます。
墓地を囲む高いブロック塀です。こちらも大きな地震で倒壊する恐れがあり、対策が必要です。南海トラフ大地震の川辺町予想震度は6弱ですが、同じ程度の揺れに襲われた大阪北部地震でのブロック塀倒壊や石灯籠の転倒は記憶に新しく他の場所でも注意が必要です。
雄鶏川の世の下流の上の写真先には、流れにきついカーブがあり、大雨の際に氾濫しやすい状況があります。過去にも災害が発生しており、この流域地域の方は注意が必要です。